ここ数年、夏になると、花火大会やお祭り、
はたまた何でもないときにも、
浴衣をよく目にするようになり、
ファッションの一部として定着して来た感があります。
ところが、
「近所のお祭りならともかく、浴衣で外出なんかするのはもってのほか」
などと言う方が散見されます。
昔は「浴衣」の言葉通り、風呂上がりなどに着る物で、
今で言うバスローブやパジャマの役割をしていました。
「浴衣は夜に着るもの、昼間に外出なんてとんでもない」
という意見も理解は出来るのですが、
いまやそんな時代ではないと思います。
もし、浴衣が気に入って、「じゃあ、次は、着物に挑戦してみようかな」と思っても、
このように「昔の慣習」にこだわった言葉を言われたら、
その人はきものどころか、浴衣すらも着てくれなくなるのではないでしょうか?
あまり細かい事を言わずに、
「ちょっとした街着として、また手軽な「きもの」としても、
ぜひ、どんどん着て出ていきましょう!!」
というように勧めて欲しいと思います。
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