安価にきものを着たい!と思ったら、やはり「古着」ははずすことができません。
とはいっても、古着を選ぶにはそれなりの知識と経験、カン、それに、運が必要です。
でも、(自分にとって)いいものを見つけた時の喜びは大きいです。
また、今では新しく作ろうと思っても、めったに無い物があったり、
古着ならではの楽しみもあります。
(新品のきものならではの楽しみがあることも、否定しません)
ところが、ネット上の発言等を見ると、一部の呉服関係者等が、
「古着=悪」と断言している事も時々見受けられます。
「自分達のお客になるはずか、
古着の方に流れてしまう」という考えなのかもしれませんが、
はっきりいってそれは違います。
現状をみるかぎり、
古着に走る人と、呉服屋の客層は、明らかに違います。
なぜ古着か、ということを少し考えれば分かりますが、
「いま作ろうと思っても、無い物」という需要もありますが、
圧倒的に新しい着物に手軽に買えるものがないからだと思います。
正直いって、いまの新しいきものは、手軽に買える値段ではありません。
でも、手軽な値段できものが欲しい層は、確実にいます。
逆に、手軽な値段の新品のきものが出てきたら・・・
古着屋さんにとって、大きな脅威になるのは間違いありません。
補足:新品のきものが悪い、という意味ではありません。
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