男のきもの指南
サイトマップ  

男のきもの指南>>きものコラム>>

この「きものコラム」について

この「きものコラム」はおおよそ1998年〜2000年頃に書かれた文章です。
当時は大きな反響を呼びましたが、それから10年以上の年月が経過し、
その当時と比べますと大きく改善した事項、あまり変わらない事項、かえって悪化した事項等、
「男のきもの」を取り巻く状況は大きく変化しております。
現在の状況とは大きく異なる文章もありますが、
当時のままの文章で掲載しております事をご了承下さい。
(明らかな間違い・勘違い等は適宜修正・注釈追加等しております。)

きものの値段

きものを着たい!と思って、勇気をふりしぼって呉服屋さんに入ったら、
目玉が飛び出るような値段を提示されて、びっくりした経験を
お持ちの方もおられると思います。
どんなに安くても、最終的に数十万円オーバーになってしまうことも珍しくありません。

でも、なんでこんなに高いんでしょうか。

正直言って、普段着るような単なる「衣服」に、
ローンを組むほどの金額はかけられないですよね。

もっと安価なものがあれば、もっと気軽に着潰せるのですが。
もう、場合によっては、既製品をダーッと作る、というような物でもかまわないと思います。

正直いって、男のきものが広まらない最大の理由は、「価格」ではないでしょうか?

ただ、誤解をしないで頂きたいのは、
だれも、今あるきものを値下げしろ!と言っているのではないのです。
今ある「いいもの」は「いいもの」で、私としては欲しい!のです(^^;

問題なのは、よほど探さない限り、高級品ばかりで、
「衣服」として普段から着潰せるような値段や品質の物が、ほとんど無い、
ということなのです。
(つまり、入門用&普段着用のものがほとんどない、ということ)

こういう物が欲しいと言う人は、結構いますし、
いままで着てみたいけど・・・と思っていた人にも、
このぐらいの値段だったら、着てもらえると思うのですが。

このままだと、結局「金持ちの道楽」を抜け出せないまま、
男のきもの自体がすたれていく事になりかねません。

98/09/30 文責:雅

もどる 「はじめに」へ つぎへ
男のきもの指南へ

copyright 1998-2004 otokono kimono shi-nan. all rights reserved.