夏物のきものもいろいろありますが、
忘れてはならないのが襦袢。
きものが夏物になっても襦袢が冬物のままでは、暑くてかないませんね。
そこで登場するのが夏物の襦袢です。
冬物と同じく、長襦袢と半襦袢(+裾除け/ステテコ)があります。
(半衿付きの肌襦袢、というのもあります。)
材質は汗を吸いやすい木綿、風を通しやすい麻などがよく使われます。
(両者の混紡、の場合もあります)
夏物の長襦袢です。
素材は綿と麻の混紡?
夏物の半襦袢です。
胴の部分は木綿、
袖と衿は化繊になっています。
←衿の部分は「絽」と呼ばれる
穴あき状になっています。
(材質は化繊)
↓袖の部分も化繊の絽になっています。
夏物の裾除けです。
表面を拡大したところです。
材質は綿ちぢみと呼ばれるもので、
「クレープ地」に似ています。夏はさらさらして快適!
夏はどうしても汗をかいてしまいますので、
足と足の間でべたついてしまったり、
ひどい場合にはかぶれたりしてしまいます。
そこで、普段は裾除け派の方も、(夏の間)ステテコを履いてみるのはいかがでしょう?
着物用ステテコはちょっと高いな、と感じているなら、
スーパーなどで売っている普通の夏用ステテコでも十分です!
夏物の着物用ステテコです。
裾除けと同じく、材質は綿ちぢみです。
半襦袢は比較的簡単に入手できますが、
裾除けは今のところ浅草のえりの高砂屋さんでのみ確認しています。
詳しくはお店ガイドをご参照ください。
夏物、ということで、入手が難しい物があるのが残念ですが、
手に入れられると快適なきもの生活が送れるかも?
copyright 1998-2004 otokono kimono shi-nan. all rights reserved.