最近は季節の変化が無くなった、といわれてはいますが、
まだまだ日本は暑かったり寒かったりと、気温の変化があり、
それに合わせて着るきものも変わって来ます。
一般的には、
寒い時期=袷(あわせ)、
暑い夏=薄い夏物(薄物と呼ばれます)や浴衣、
それ以外の時期=単衣(ひとえ)
を着る、と言う事になっています。
袷とは、「裏地のついた着物」、のことで、
布が2枚になることによる暖かさだけでなく、
表地と裏地の間にある「空気」による断熱効果もあり、
非常に暖かいです。
裏地には木綿の「正花」(しょうはな)と呼ばれる生地が使われることが多いです
単衣とは、「裏地がついていないきもの」のことです。
ちなみに、古着で手に入る物は、この「袷」と「単衣」がほとんどと言っていいかもしれません。
薄物というのは、簡単に言うと、「薄くて透ける材料でつくられたきもの」で、
風が通りぬけるため、涼しげなきものです。
浴衣は、「木綿地で作られた単のきもの」を指しますが、
近年はその定義はあいまいです。
ご存知のように大胆な柄のものも多く、
近年のブームにより、手に入りやすくなっています。
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