きものの時の履物

きもので外出する時の履物というと、
一般に、雪駄、草履、下駄などがあげられます。

下駄は、一般的にはご存知の通り、木（桐など）で出来ていて、
歯がついている履物です。履いて歩くと、独特の音がするので
高級ホテルなどでは履いて行けないと言われていますが、
最近はあまり気にされなくなりつつあるようです。
また、雪駄などと違い、地面から足までの距離が長く、雨の日などは
土の汚れがつきにくいという特徴があります。
また、履きなれる（歩きなれる）までにある程度の期間が必要です。

雪駄と草履は、一見して、どっちがどっちといった見分けはつけられません。
人によっては、草履の安い物が雪駄、とか、
裏のかかとの部分に金具がついているかいないかとか、いろいろ言われていますが、
正確な所は不明です。（現在調査中！）

雪駄（便宜上こう呼びます(^^;)は、いわゆる鼻緒がついている
ビーチサンダル状（とでもいいましょうか、）の履物です。
材質は、表地がプラスチックや、畳、あるいはエナメル、
はたまた高級品になるとタケノコの皮の白い部分を編んだもの等、
様々で、また、中身も、中までい草のものや、コルク、ウレタンなど様々です。
形状がサンダル状なので、比較的慣れやすく、歩きやすいと思います。
ただ、材質によっては、雨の日に滑りやすいもの、水にぬれると駄目になるものがあり、
また、床から足までの高さが低いため、泥などで足袋やきものを汚してしまうことがあります。

値段的には、１０００円程度から
高級品はそれこそ何万円の物まで、様々ですが、
普段履き用には２～5千円程度の安い物でかまわないと思います。
（草履に関しては、高い物は、水にぬらすと
　駄目になってしまい、普段履きには向かないようです。）

外出の時の履物

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